1ヶ月の入院後、退院へ

手術後の様子

11/24に手術を終え、翌日からはNICUでの入院生活でした。手術の様子はこちら

手術直後(11/25〜)

手術前と同様に14時〜20時が面会の時間になっていたので、毎日、妻は家事を終わらせた後、午後から面会に行っていました。

最初の数日は右腎ろうのカテーテルに加えて、左手の点滴や胸や足に計測器具がたくさん付いていたので、抱っこをすることができませんでした。どうしても抱っこをする場合は、看護師さんにカテーテルなどを持っていてもらい、そーっと抱っこするぐらいでした。ただ、看護師さんも忙しいので、数秒抱っこして終わりという流れでした。

11/25 手術翌日の様子

点滴が外れました(11/28〜)

手術から4日後の11/28には、ミルクをだいぶ飲めるようになってきたので、点滴も外れ、様々な計測器具も外れ、腎ろうのチューブだけになりました。特に点滴は左手が固定されていたので相当ストレスになっていたようです。手術後の痛みもあったのかも知れませんが、これまではあまり寝れていなかったようでしたが、点滴が外れたこともありぐっすり眠れるようになったようです。

また、気をつけていれば親だけでも抱っこができるようになりました。

11/28 左手の点滴が外れる(見えにくいですが)

一般病棟へ(12/1〜)

12/1にはついにNICUを抜け一般病棟へ移ることができました。

一般病棟は6人部屋になっており、初日は4人ほどしか埋まっていませんでした。この後、10日間ほど入院するのですが、長くいる子は2人ぐらい固定でいて、それ以外の子は数日単位で入れ替わっていきました。

NICUでは風呂桶のような小さめのベッドでしたが、一般病棟では高めの柵がついた大きなベッドになりました。他の子供たちも誰かしらは常に泣いているので、それにつられて他の子も泣き始めて最終的には大合唱になることも多々ありました。

また、NICUではオムツも着替えも指定だったので特に準備しなくて済んでいましたが、一般病棟ではオムツと着替えを用意しなくてはならず、毎日オムツを補充したり、着替えを持って帰っては持って行ったりをしました。オムツはたくさん買っておいておけば良かったのですが、着替えは日々大変でした。私が仕事終わりに持って帰って、妻が翌日新しいのを持っていくというような流れでした。

退院に向けて

先生からも

先生
先生

術後の経過も良いので、もう少ししたら退院できるでしょう。

腎ろうのお手入れについては看護師さんから教わってください。

これは嬉しい反面、腎ろうの手入れって一体どうすれば良いのだろうという不安もありました。お腹に普通にチューブがささっており、その先に尿が溜まるバッグがありました。そのチューブが抜けないように毎日テープなどで固定をする必要がありました。

お風呂上がりのテープの貼り替え

  • お風呂で前日に固定したテープ類が剥がれやすくなるようにお湯でふやかす
  • お風呂上がりに体が冷えないように気をつけながらテープ類を剥がす
  • テープが貼ってあった箇所を綺麗なお尻拭きなどで優しく汚れを拭き取る
  • カテーテルが肌に刺さっているところにスポンジをセット
  • スポンジが動かないようにテープで固定
  • カテーテルが引っ張られても大丈夫なように、太ももあたりでカテーテルをテープで固定

やることとしては以上なのですが、お風呂上がりに洋服を着せる前に行う必要があるので、風邪をひかないようにとにかくスピード勝負でした。

事前準備が非常に重要で、

カテーテルを固定するスポンジは、化粧用の四角いスポンジ(無いときはホームベース型のスポンジを切って四角にしてました)にチューブが挟まるように切れ目を入れておきます。

テープについては、スポンジに巻きつけるもの、カテーテルを固定するものなど、10個ぐらいのパーツを作っておき、それぞれに切れ込みを入れたり、剥がれにくくするために角を丸く切っておいたりなどしていました。

土日の時間がある時はこれらの作業をまとめてやっておき、ジップロックに小分けにしておくなどの内職のような作業をしていました。

バックに溜まった尿の廃棄

カテーテルを通じて常に尿がバックの中に溜まる仕組みになっています。それを1日に4〜6回ほど交換していました。カテーテルの先には尿が出ないようになっているストッパーがあるので、そこを開けると尿が出てくる仕組みになっていました。毎回、手を綺麗に洗い、紙コップに尿を排出します。その後、カテーテルの先を消毒用アルコールをつけたティッシュで綺麗に拭き取るという流れです。コロナ禍では消毒液はどこのご家庭にもあるかも知れませんが、コロナ禍前だったので、わざわざ消毒液を買ってきたりとかなりばい菌には気をつけていました。腎ろうから逆流してばい菌が入ってしまうと腎盂腎炎などを引き起こす可能性があったのでかなり慎重に手入れをしていました。

遂に退院へ

12/12、産後1ヶ月の日に退院をすることができました。ちょうど良いタイミングだったので、産後1ヶ月検診を病室で受けて、そのまま退院をしました。

やっと家族4人で過ごせる。良かった。という気持ちと、腎ろうをつけた病弱な次男とちゃんと生活をしていけるかの不安が入り混じっていたのがその時の心境でした。

ただし、やはり家で過ごせるのは本当に嬉しかったです。12月ということもあり、年末年始は家族4人で過ごせると思いホッとしました。

自宅には、ジアイーノとベビーベッドを用意しておきました。長男は床に布団を敷いて育てていたのですが、次男は腎ろうがあるので間違って踏んでしまったり引っ張ってしまわないようにと、できるだけ床からの距離を保ち、埃などがまわないように気をつけました。

ジアイーノについては、とにかく部屋中を除菌しておきたいという思いから準備をしました。腎ろうの手入れをする際はとにかく清潔が第一だったので、10万前後しましたが、迷わずに購入を決めました。また、乳幼児の時はオムツ換えもリビングでするので、臭いも消せれば一石二鳥という考えでした。


今後は、外来を受けながら、しばらくは様子を見るという生活になる形でした。次男の誕生から1ヶ月。想像もしていなかったようなことが多々ありましたが、元気に育ってくれそうな見込みがたったこの時は改めて生まれてきてくれてありがとうという気持ちと、ようこそ我が家へという気持ちでした。


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